警官が刃物で襲われ死亡、テロとみて捜査 ベルギー

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刺傷事件の現場近くで警備にあたる警官=10日、ベルギー・ブリュッセル/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

刺傷事件の現場近くで警備にあたる警官=10日、ベルギー・ブリュッセル/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルで10日夜、パトロール中の警官が刃物で襲われて死亡した。連邦検察は10日、テロ関連だった疑いがあるとみて捜査していることを明らかにした。

検察や警察によると、事件は現地時間の10日午後7時半ごろ、ブリュッセルのスカールベークで発生。パトロール中の警官1人が刃物で襲撃され、応援に駆けつけた警官が容疑者を銃撃して取り押さえた。

容疑者は脚を撃たれて負傷し、病院に搬送されて取り調べが行われている。

刺傷事件のあったベルギー・ブリュッセル/Mapbox
刺傷事件のあったベルギー・ブリュッセル/Mapbox

ベルギーのアレクサンダー・ドゥクロー首相は亡くなった警官の遺族に哀悼の意を表した。

ベルギーでは2017年、兵士数人が刃物で襲われて軽傷を負う事件があり、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)が犯行を認める声明を出した。襲撃犯は兵士に撃たれ、後に病院で死亡した。

その年の6月にはブリュッセル市内の駅で爆弾テロに関与したとされる容疑者が撃たれて死亡。16年3月に空港と地下鉄の駅で起きた同時テロでは31人が死亡し、300人以上が負傷していた。

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