ドネツク州のロシア兵、「理解不能な戦闘」に投入と不満 書簡で訴え

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ウクライナ軍が前線で迫撃砲を撃つ様子=6日、ドネツク州バフムート付近/Iryna Rybakova/Ukrainian Armed Forces/Reuters

ウクライナ軍が前線で迫撃砲を撃つ様子=6日、ドネツク州バフムート付近/Iryna Rybakova/Ukrainian Armed Forces/Reuters

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州に派遣されたロシア太平洋艦隊第155海軍歩兵旅団の要員が前線からロシア沿海地方の知事に送ったとされる書簡に、「理解不能な戦闘」に投入されたとの不満が記されていることが分かった。

書簡は7日、ロシア軍関係の有名なブログで公開された。

書簡では「我々はまたしても、ムラドフ将軍とその義兄弟で同郷のアフメドフ氏によって理解不能な戦闘に投入された。ゲラシモフ(ロシア軍参謀総長)の歓心を買おうとするムラドフ氏の得点稼ぎに利用された」と訴えている。

さらに「偉大な指揮官」が「周到」に計画した攻勢のせいで、死傷者や戦闘中の行方不明者が4日間で約300人に達したと説明。同旅団だけで装備品の5割を失ったと明らかにした。

軍管区司令部とアフメドフ氏は説明責任を問われることを恐れてこうした事実を隠し、死傷者に関する公式統計をゆがめているという。

CNNは書簡に署名した兵士の人数や階級を検証できていないが、沿海地方の知事は当該部隊の兵士から書簡を受け取ったことを確認した。

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