ロシアの徴兵、クリミア・タタール人を「意図的に」標的 EU主張

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(CNN) 欧州連合(EU)は1日までに、ロシアが併合下にあるクリミア半島の男性を徴兵する取り組みを進めていると非難した。

EUは声明で、クリミア・タタール人は「ロシアによる動員令の実行で意図的かつ偏って多く標的にされている」と説明。祖国ウクライナに対するロシアの侵略戦争に強制投入されているとの情報もあるとした。

EUの声明は「現在の措置はロシアによる新たな国際法違反に当たる」と指摘している。

ウクライナ外務省によると、クリミア半島で徴兵施策が行われるのは2015年以降16回目。「クリミア自治共和国」やセバストポリのロシア占領行政府は今回、約3万6000人のウクライナ人を軍務に強制動員したという。

同省は「動員の取り組みはクリミアでも進行中だ」とし、動員の性質や方法を見れば、クリミア半島のウクライナ人やクリミア・タタール人を減らそうとするロシア人の願望は明らかだと述べた。

ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナとの戦争で戦う市民を徴兵する「部分的動員」が完了したと発表。徴兵には誤りがあったほか、抗議デモや隣国への大量出国も招いている。

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