ロシア、イランにデモの弾圧方法を助言か 米ホワイトハウス

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国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官/Jim Bourg/Reuters

国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官/Jim Bourg/Reuters

(CNN) 米ホワイトハウスの当局者は26日、ロシアがイランにデモの弾圧方法を助言している可能性を示す兆候があると明らかにした。イランではこれに先立ち、道徳警察に拘束された女性の死から40日目を迎えたのに合わせデモが行われ、各地で衝突が発生した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者会見で、「公のデモを弾圧してきた豊富な経験をもとに、ロシアが最も効果的な方法をイランに助言しているかもしれないと懸念している」と発言。イランがロシアの対ウクライナ戦争を支援している証拠は明白だとし、孤立を深める両国が接近しているとの見方を示した。

そのうえで「我々のイランへのメッセージは非常に明確だ。国民を殺すのをやめ、ロシアがウクライナ人を殺すのを助ける兵器をロシアに送るのをやめよ」と訴えた。

ジャンピエール氏とその後に会見した国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は、裏付けとなる証拠は示さなかった。

カービー氏は、ジャンピエール氏の主張を裏付ける情報のソースには言及しないとしつつも、「ジャンピエール氏は事実を述べた。ロシアがイランのデモ弾圧能力への何らかの支援を検討している可能性があることを米国が認識しているという事実だ」と強調した。

イランでは先月16日、クルド系女性のマフサ・アミニさん(22)が同国の保守的な服装規定に従わなかったとして道徳警察に拘束され、「再教育センタ-」に連行された後に死亡。これを受け、全土にデモが広がっている。

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