ヘルソン州のロシア軍、「撤退の可能性」に備え ウクライナ軍が主張

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ヘルソン州で壊れた建物の前を歩く女性=24日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

ヘルソン州で壊れた建物の前を歩く女性=24日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍は25日、南部ヘルソン州のロシア支配地域に駐留するロシア軍がドニプロ川東岸沿いに「守備陣地」を準備しつつ、西岸から撤退する可能性に備えて退避経路を残していると主張した。

ウクライナ軍は最新の戦況報告の中で、「入手可能な情報によると、敵はヘルソン州のドニプロ川左岸(東岸)に守備陣地を用意している」と述べた。

東岸のホルノスタイウカ周辺ではロシア軍の工兵部隊が河岸沿いに地雷を敷設しつつ、右岸(西岸)から撤退する場合に備えて小さな退避経路を残しているという。

CNNはウクライナ軍の主張について確認できていない。

ヘルソン市の住民は24日、CNNの記者に対し、ロシアが同市から行政サービスを引き揚げていると説明。住民の多くは市内に残り、ウクライナによる解放を待っている状況だと語った。

この住民によると、市内の様子は静かで、通りに人影はほとんどないという。

ロシアが任命したヘルソン州のサルド知事は先週、行政府がヘルソン市からドニプロ川東岸に移る見通しだと述べていた。

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