ウクライナ、引き続き防空システムの供与要請 イラン製ドローン対抗へ

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キーウ中心部、イラン製ドローン「シャヘド136」を使ったとみられるロシア軍の攻撃後=17日/Oleksii Chumachenko/SOPA Images/Sipa/AP

キーウ中心部、イラン製ドローン「シャヘド136」を使ったとみられるロシア軍の攻撃後=17日/Oleksii Chumachenko/SOPA Images/Sipa/AP

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は引き続き、より多くの防空システムの供与を呼び掛けた。ウクライナの情報機関によれば、ロシアがイランに対して約2000機のドローン(無人機)を発注したとしている。

ゼレンスキー氏は、イスラエルメディア「ハアレツ」が主催した会合で、事前録画された動画を通じて発言した。

ゼレンスキー氏は、ロシアがウクライナを攻撃するためにここ数週間で使用したドローンと引き換えに、イランの核開発プログラムへの支援を提供している可能性があると述べた。ゼレンスキー氏はその主張を裏付ける証拠を提示しなかった。CNNもこの主張を独自に確認することはできなかった。

ゼレンスキー氏は、ロシアによるドローンの使用について、ロシアは戦場での本当の戦いではウクライナに敗北するとし、ロシア軍は戦い方を知らないとも述べた。ウクライナは自分たちの領土で、ロシアが不安定化させようとした他の地域からさえ部隊を撤収せざるを得ないような方法でロシア軍を打ち破るとした。

ゼレンスキー氏はさらに、残念ながらウクライナはイスラエルの防空システム「アイアンドーム」は保有していないと語った。ウクライナには空を守ることができる近代的で効果的な防空・ミサイル防衛システムがまだないが、だからこそ、ロシアは空中でのテロ行為で地上での敗北を補おうとしているとの見方を示した。

ウクライナはイスラエルに対し、イラン製の弾道ミサイルやドローンに対抗するための防空システムの提供を求めている。イスラエルは、防空警戒システムの開発でウクライナを支援するとしているが、兵器を提供する計画はないという。

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