刑務所で火災、8人負傷 イラン首都テヘラン

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イランの刑務所で火災

(CNN) イランの首都テヘラン北部にあるエビン刑務所で15日夜に火災が発生し、少なくとも8人が負傷した。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。

SNSにはこの夜、同刑務所付近から黒煙が立ち上る複数の映像が投稿された。

テヘラン州のマンスーリ知事はIRNAに、服役中の反乱分子が火災を起こしたがすでに鎮火し、事態は完全に収拾したとコメント。刑務所内では秩序が維持され、周囲の地域も監視下で落ち着いた状態にあると述べた。

IRNAはこれに先立ち、治安当局者の話として「悪党」が囚人服の倉庫に火を付けたと伝えた。

活動家グループ「1500タスビル」はSNSに投稿した動画の中で、現場に銃声が響き、特殊部隊が刑務所の方へ向かったようだと述べた。

エビン刑務所は政治犯が収容され、残虐な扱いを受けていることで知られる。

国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」のアニエス・カラマール事務総長はツイッター上で、「イラン当局には受刑者の命を尊重し、守る法的義務がある」と強調。同刑務所に収容された経験を持つ米国人ジャーナリスト、ジェーソン・レザイアン氏の経験談をリツイートした。

レザイアン氏はこの中で、「エビンはただの刑務所ではない。イランの優秀な人材の多くが長期間にわたって拘束され、勇気ある男女が真実を語ったことを理由に基本的人権を否定されている。所内の受刑者に今起きていることは、政権の責任だ」と主張している。

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