プーチン氏、ウクライナ4州を「併合」する法案に署名

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演説するプーチン大統領=9月30日、モスクワ/Getty Images

演説するプーチン大統領=9月30日、モスクワ/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は5日までに、ウクライナの4州をロシアへ併合すると主張する法案に署名し、成立させた。

ロシアが併合を主張しているのは、東部ドネツク州とルハンスク州、中南部ザポリージャ州、南部ヘルソン州。この4州の併合は国際法違反となる。

世界各国の指導者からは、併合は銃口を突きつけて行われた「偽りの」住民投票の結果であり、決して認められないとの声が上がっている。

ただ、今回の併合はウクライナの支配を試みるロシアにとって重要な一歩となる。プーチン氏は、占領下のウクライナ人の民意はロシアに帰属することだと主張している。

欧米の当局者は以前から、プーチン氏がこの4州などで進むウクライナの反攻について、ロシアの主権に対する攻撃と位置づける可能性が高いとの見方を示してきた。

ロシアは併合を主張する地域を完全支配しているわけではなく、ウクライナ軍が南部や東部の領土を日ごとに奪還している。南部ヘルソンなどの一部地域では、早いペースで奪還が進んでいる。

ロシア大統領府は併合する領土の境界さえ明確な認識を持っていないとみられる。ペスコフ大統領報道官は3日、「これらの地域の住民と引き続き協議する」と述べた。

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