ウクライナ4州の「併合」、承認手続き始まる ロシア議会

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併合承認手続きに参加するロシア下院の議員=3日/Russian State Duma/Reuters

併合承認手続きに参加するロシア下院の議員=3日/Russian State Duma/Reuters

(CNN) ロシア議会は3日、プーチン大統領が決定したウクライナ4州の併合について、承認するための手続きを開始した。ウクライナ4州の併合は国際法違反となっている。

ウクライナ軍はロシア軍によって占領された地域の解放を続けている。

承認の手続きは形式的なものだが、数日かかる見通し。プーチン氏とその側近は上下両院を事実上支配している。政治的に異論を唱える余地はここ数年、減少している。

ロシア国営タス通信によれば、下院は3日、全会一致で併合を承認した。併合について協議するための上院の会合は4日に予定されている。

クレムリンの華麗な屋内での承認手続きは、残骸が散らばったウクライナ東部の戦場の現状と強烈な対照をなしている。

ロシア軍はウクライナ東部で敗北を続けており、ロシア政府が併合を目指す地域の一部で撤退や陣地の放棄を強いられている。ウクライナ軍が都市の奪還を進めるなか、親ロシア派のブロガーなどからも珍しく、ここ数日の戦争遂行について批判の声が出ている。

ロシアの政権寄りのタブロイド紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」は、要衝のリマンから撤退を余儀なくされたのは、人員不足と情報伝達の不備、司令官の失敗のためだと指摘した。

ロシアが自国の領土だと主張するドネツク州は現在、その大部分がウクライナ軍の支配下にある。

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