海底パイプラインで4件目のガス漏れ スウェーデンが確認

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ガス漏れで浮かび上がる泡=29日、スウェーデン領海/Swedish Coast Guard/Handout/Anadolu Agency/Getty Images

ガス漏れで浮かび上がる泡=29日、スウェーデン領海/Swedish Coast Guard/Handout/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) スウェーデンの沿岸警備隊は29日、ロシア産の天然ガスを欧州に供給する海底パイプライン「ノルドストリーム」で4件目となるガス漏れを確認した。

「現在、スウェーデン領海で2件のガス漏れが発生しており、ノルドストリーム1で大きなガス漏れが、ノルドストリーム2で小さなガス漏れが続いている。デンマーク領海でも2件のガス漏れが報告されている」と沿岸警備隊の声明にはある。

また、スウェーデン領海のガス漏れ箇所近くにいる船舶の1隻から、海面へと浮かび上がるガスの「絶え間ない流れ」があることが報告されていることも明らかにした。

沿岸警備隊によると、スウェーデン海域の2件のガス漏れは互いに1.8キロ離れており、スウェーデン海域の小さなガス漏れから最も近いデンマーク海域のガス漏れ箇所までの距離は4.6キロという。

声明によると、沿岸警備隊の船は同隊が所有や運用をしていない遠隔操作の乗り物を確保したという。潜水艦ではないとしている。

このガス漏れに関して、北大西洋条約機構(NATO)の最高意思決定機関である北大西洋理事会は29日、ガス漏れにつながったパイプラインの損傷は「意図的」な破壊行為によるものとの見方を示した。

同日出した声明には、パイプラインの損傷について集められた情報は「意図的で無謀、そして無責任な破壊行為の結果である」ことを示唆しているとある。

また、「ガス漏れは船舶の航行への危険と大きな環境破壊を引き起こしている。損傷の原因を特定するために行われている調査を支持する」としている。

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