シンガポール航空機に爆弾持ち込みの脅迫 空軍の誘導で無事着陸

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チャンギ国際空港に駐機するシンガポール航空機/ROSLAN RAHMAN/AFP/AFP via Getty Images

チャンギ国際空港に駐機するシンガポール航空機/ROSLAN RAHMAN/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 米サンフランシスコからシンガポールのチャンギ国際空港に向かっていたシンガポール航空機に爆弾を持ち込んだとする偽の脅迫があり、同国空軍の戦闘機がただちに出動した。

当局の調べによると、乗客の男性(37)が機内に持ち込んだかばんの中に爆弾があると脅し、乗務員に暴行を加えたが、爆弾はうそだと判明した。

空軍などが28日に発表したところによれば、F16戦闘機2機の誘導で、同機は予定通り16時間25分の飛行を終え、この日の午前6時前にチャンギ空港に着陸。同9時20分には乗客乗員全員を無事に降ろした。

男性は機内で取り押さえられ、到着と同時に身柄を空港警察へ引き渡された。

シンガポール航空は世界で最も安全な航空会社のひとつとして名前が挙がることも多いが、同様の騒ぎは近年何度か起きている。

2019年の爆弾騒ぎでは、インドのムンバイから搭乗した子ども連れの女性が拘束され、取り調べを受けた。18年には同グループの格安航空会社を利用した男性が、かばんの中に爆弾を持っていると話したため、この便は空軍の誘導で引き返した。男性にはその後、4500シンガポールドル(約45万円)の罰金が言い渡された。

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