太平洋に小さな島が出現、トンガの海底火山噴火

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NASAの観測衛星が捉えたトンガ諸島中部に出現した新しい島/Lauren Dauphin/NASA Earth Observatory

NASAの観測衛星が捉えたトンガ諸島中部に出現した新しい島/Lauren Dauphin/NASA Earth Observatory

(CNN) 多数の海底火山が連なる南太平洋のトンガ諸島中部で、小さな新しい島が出現した。米航空宇宙局(NASA)の地球観測所によると、海底火山の1つが今月10日に噴火し、溶岩や蒸気、火山灰が噴出した。

火山噴火が始まった11時間後、新しい島が海上に姿を現し、NASAの観測衛星が画像を撮影。新島はどんどん大きくなり、14日にはトンガ地質調査所の推計で面積4000平方メートルに、20日までには2万4000平方メートルになった。

噴火はトンガ諸島のラテ島の南西に位置する中央トンガ列島のホームリーフ海底火山で起きた。

NASAによれば、海底火山活動によって誕生した島は短命に終わることもあれば、何年も、何十年も存在し続けることもある。

トンガ地質調査所によると、ホームリーフ海底火山は23日現在も噴火を続けているが、航空機やトンガ中部の島の住民に及ぼす危険は低いとしている。

同地質調査所は23日の時点で「過去24時間、火山灰は観測されていない」としながらも、船舶はホームリーフから4キロ以上離れて航行するよう呼びかけている。

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