インド首相「今は戦争の時代でなし」、プーチン氏に「苦言」

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ウズベキスタンで開催された上海協力機構首脳会議に出席するインドのモディ首相/Sergei Bobylev/Pool/Sputnik/AP

ウズベキスタンで開催された上海協力機構首脳会議に出席するインドのモディ首相/Sergei Bobylev/Pool/Sputnik/AP

(CNN) インドのモディ首相は16日、ロシアのプーチン大統領と対面会談し、「今は戦争の時代ではない」との見解を伝えた。ウクライナ戦争を念頭に置いた直接的な苦言とも受け止められている。

会談は、ウズベキスタン・サマルカンドで開かれた上海協力機構(SCO)の首脳会議に合わせて実施した。モディ、プーチン両氏の首脳会談は今年になって初めて。

インド外務省の声明によると、モディ氏はこの中で「我々はこれまで多数回の電話協議であなたに対し民主主義、外交や対話が世界に影響を与える全ての問題と話してきた」と指摘。

「我々は今日、今後数日内に平和の道のりを歩む方途について意見交換する機会を明確に得ている」とし、「あなたの立場を理解する機会ともなる」と述べたという。

その上でウクライナで続く紛争に触れ、敵対行為の早期の停止を求め、対話と外交の必要性を訴えたとした。

両首脳は2国間関係について様々なレベルにおける交流などを含め持続的な勢いを得ていることを評価したともした。今後も接触を続けることで合意したとも述べた。

一方、ロシア大統領府は声明で、プーチン氏はモディ氏に対しウクライナの紛争を終えさせるため「全てのことをする」と述べたと説明。プーチン氏はインド指導者たちの「懸念」は承知しているとも語ったという。

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