イジュームで発見の遺体、一部に「拷問の痕」 ゼレンスキー氏ら指摘

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東部イジューム近郊の集団埋葬地で行われている掘り起こし作業の様子/Gleb Garanich/Reuters

東部イジューム近郊の集団埋葬地で行われている掘り起こし作業の様子/Gleb Garanich/Reuters

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は17日までに、ロシアから奪還した東部イジューム近郊の集団埋葬地で行われている掘り起こし作業の写真を投稿し、遺体に「拷問の痕」が見られると指摘した。

ゼレンスキー氏はテレグラムに写真とあわせ文章も投稿。「全世界がこれを目にすべきだ。世界に残虐行為やテロがあってはならないが、その全てがここに存在する。その名はロシアだ」と述べた。

ゼレンスキー氏によると、この集団埋葬地では400人以上の遺体が見つかった。子どもやミサイル攻撃の犠牲者、ウクライナ軍兵士の遺体もあるという。

ゼレンスキー氏はさらに「ロシアは死と苦しみしか残さない」と続け、「お前たちは逃げることも隠れることもできない。報復は当然恐ろしいものになる」と言明した。

発掘作業が続くなか、個々の犠牲者が死亡した経緯や時期については分かっていない。イジュームでは3~4月、ロシアによる数週間の爆撃で多くの民間人や兵士が死亡した。現地のCNN取材班が目撃した墓は主に個人のもので、数字しか記されていないものもあれば、氏名その他の詳細が記されたものもあった。

イジュームがある北東部ハルキウ州の知事も、「イジュームの侵略者が犯した犯罪は途方もない規模だ」と指摘。暴力で死んだり拷問を受けたりした民間人450人の遺体が森の中で見つかったと説明した。

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