イジュームで440人の遺体発見、無名の墓から ウクライナ政府

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「我が国民の占領は不可能」、ウクライナ大統領が解放した領土を視察

(CNN) ウクライナ国防省は16日、ロシア軍から最近奪還した東部イジュームの埋葬地で、440基の無名の墓を発見したと明らかにした。

ウクライナのゼレンスキー大統領はこれに先立ち、国内外のジャーナリストに埋葬地を公開する方針を示し、「何が起きているのか、ロシアの占領がどういう結果につながったのかを世界に知ってもらいたい」と表明した。

ウクライナの「戦略コミュニケーションセンター」の15日の発表によると、イジュームで見つかった墓の一部はまだ新しく、大半の遺体は民間人のものだという。

イジュームは4月にロシアの激しい砲撃を受けた。ハルキウ州とドネツク州の境に位置する同市は5カ月に及んだ占領中、ロシア軍の重要な拠点になっていた。

ウクライナ軍は今月10日にイジュームを奪還。ウクライナ東部を攻撃するロシア軍にとって戦略上の打撃になった。

ウクライナ国防省が16日に公開した写真には、イジューム付近の雑木林の塚に据えられた多数の十字架が見える。

ゼレンスキー氏は15日の演説で、イジューム以外にも多数の遺体が発見されたブチャやマリウポリの名前を挙げ、「ロシアはあらゆる場所に死を残していく。世界はロシアの責任を問う必要がある。我々はそのために全力を尽くす」と語った。

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