撤退のロシア軍の略奪行為はびこる、ウクライナ東部や南部

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道路で目撃された破壊された自家用車=13日、ハルキウ州バラクリヤ/Glen Garanich/Reuters

道路で目撃された破壊された自家用車=13日、ハルキウ州バラクリヤ/Glen Garanich/Reuters

(CNN) ウクライナ軍は15日までに、ロシア軍が北東部ハルキウ、東部ルハンスクの両州から撤退する際、略奪行為を広範に行っていると報告した。

ウクライナ軍参謀本部によると、スタロビルスク、ルハンスクを結ぶ高速道路ではルハンスクへ向かう車線でロシア軍兵士らが運転する複数のトレーラートラックが目撃された。積んでいたのは約300台の自家用車で、大半はハルキウ州のナンバープレートを付けていた。

略奪は南部でも起きているとし、ポロヒ市周辺ではロシア軍が自家用車を盗んでいるとした。ヘルソン州ノバカホウカでは住民が一時的に退避した集落で家具や家電製品を大量に持ち出し始めたという。

また、中南部ザポリージャ州メリトポリ市のフェドロフ市長は、同州での盗品をロシアが一方的に併合したウクライナ・クリミア半島へ運ぶため、ロシア軍兵士が車庫に侵入し、自家用車を強奪していると主張した。

CNNはウクライナ軍参謀本部などが主張する略奪の発生を独自に確認出来ていない。ただ、ハルキウ州やロシアが以前占領していた地域で略奪が多発していたことを示す証拠はこれまで出ていた。

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