英女王の棺を運ぶ空軍機、500万人がオンラインで追跡 過去最多記録

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英エリザベス女王の棺を運んだ空軍のCー17グローブマスター輸送機/Andrew Matthews/Pool/AFP/Getty Images

英エリザベス女王の棺を運んだ空軍のCー17グローブマスター輸送機/Andrew Matthews/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 13日に英エリザベス女王の棺(ひつぎ)をスコットランドのエディンバラからロンドンへ運んだ空軍機を、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」などで追跡した人は約500万人と、過去最多を記録した。

フライトレーダー24のサイトやアプリで追跡した人は479万人、ユーチューブ上で追跡した人が29万6000人だった。

これまでの最多記録は、ナンシー・ペロシ米下院議長が先月台湾を訪問した時の搭乗機で、約290万人が追跡していた。

棺を運ぶ空軍機は1時間12分の飛行を経て、ヒースロー国際空港から約10キロ離れた郊外のノースホルト空軍基地に到着。棺はそこからロンドン市内のバッキンガム宮殿へ移された。

フライトレーダー24のサイトは2006年にスウェーデンで開設され、10年にアイスランドの火山爆発で空の便が大混乱に陥った際に注目を集めた。

ペロシ氏の搭乗便の前は、ロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏が21年にドイツから帰国した時の追跡件数が最多だった。

同サイトは女王の「最後の旅」が記録を破る可能性を想定して準備態勢を整えたが、それでも予想を上回る数のユーザーが殺到した。サイト上でアイコンをクリックするなどしたリクエストの処理件数は、計7620万件に上ったという。

同サイトの報道担当者は、この記録が破られることは当分ないだろうと述べた。

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