南部でも攻勢続き戦果、集落を解放 ウクライナ軍

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移動するウクライナ軍の戦車=8日、ウクライナ・ハルキウ州/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

移動するウクライナ軍の戦車=8日、ウクライナ・ハルキウ州/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍参謀本部は10日、南部ヘルソン州の戦況に触れ、東部ハルキウ州と同様、ロシア軍にさらなる損害を与えたと主張した。

最新の戦況分析で、南部のミコライウ、ヘルソン両州や東部ハルキウ州で占領者たちが一時的に押さえていた集落を解放したと報告。ウクライナ軍兵士の安全確保のため集落などの詳細は追って公式情報で伝えるとした。

「ヘルソン州のロシア占領軍は予備役を配置してヘルソン市の防御態勢を固めている」とし、「新たな敵兵力の存在が同市で目撃された」とも述べた。

ロシア軍はヘルソン州内を流れるドニプロ川に架かり、損傷した複数の橋の一つで車両などの往来の再開を試みているが、この橋はウクライナ軍の砲撃にさらされる範囲内にあるともした。

同参謀本部はまた、ロシア軍の第106空挺(くうてい)師団がウクライナ軍による過去24時間の攻撃で兵士約60人を失ったと説明。ロシア軍司令官はほかの部隊から兵士を呼び集め、第1軍団の再編成を図っているとした。

一方、ウクライナ軍の南部作戦管区は、ロシア軍は弾薬の備蓄や補充人員を増やす方途を続け、兵器や装備を搬送する代替策を模索しているとも指摘。ロシアのチェチェン共和国から約1300人で構成する新たな部隊がヘルソン州に到着したとも明かした。

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