中国・成都でロックダウン再延長 終わりは見えず

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四川省成都で新型コロナの検査に並ぶ人の列=2日/EPA-EFE/Shutterstock

四川省成都で新型コロナの検査に並ぶ人の列=2日/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) 中国・四川省の省都、成都市は、新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)措置を市内のほぼ全域で延長した。今月1日に始まったロックダウンが延長されるのは2度目。

市当局は住民の一斉検査が終了する予定だった4日に1度目の延長を発表し、7日までの間に改めて検査を実施するよう指示していた。

7日夜になって、大半の地区での再延長を発表。一斉検査は毎日続け、1週間以内に市中感染を排除するとの目標を掲げた。

ロックダウンがいつ終わるのかは言明せず、規制は感染状況などに応じて柔軟に調整すると述べるにとどまった。

成都で7日に確認された感染者は116人。過去1カ月の感染者数は1800人と、厳しい「ゼロコロナ政策」を取る中国にしては多い。

だが住民らは長引くロックダウンに不満を募らせ、SNS上では「あと3日、さらにあと3日。いつになったら終わるのか」と嘆く声も上がっている。

一部の地区では紅茶やコーヒー、鍋物や焼き肉など、日常の必需品とみなされない物の宅配サービスが停止された。カフェやパン店、焼き肉店も休業を命じられた。

都市のロックダウンは中国各地で続いている。貴州省の省都、貴陽市は5日、感染者132人が確認されたとして、主要地区を対象に4日間のロックダウンを発表した。この間に市内の超高層マンションなどで住民らが食料不足を訴え、当局が謝罪に追い込まれた。

上海市では7日、ディズニーのホテルに宿泊した客が濃厚接触者だったと判明し、宿泊客に2日間のロックダウンが言い渡された。

北京では大学のキャンパスを中心に、6日に14人、7日に10人の感染が報告され、当局が対応に苦慮している。

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