戦争は「年内に終わらない可能性」 ウクライナ軍総司令官

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ハルキウへのミサイル攻撃後、破壊された建物の近くに立つ人々=8月29日、ウクライナ/Sergey Bobok/AFP/Getty Images

ハルキウへのミサイル攻撃後、破壊された建物の近くに立つ人々=8月29日、ウクライナ/Sergey Bobok/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍のザルジニー総司令官は7日、ロシアとの戦争について、最終的な結果はまだ視野に入っていないとし、ウクライナがミサイルで攻撃できる距離を延ばすことでしか成功を収めることはできないと述べた。

ウクライナ国営通信社ウクルインフォルムがザルジニー氏らの寄稿を報じた。ザルジニー氏は寄稿の中で、兵器の運用範囲を互角にしてロシア軍の中心部をかく乱することで初めて現在の戦争の転機を迎えることができるとしている。

ザルジニー氏によれば、ロシアとの戦争が年内に終わらないと信じるに足る十分な理由がある。

ザルジニー氏は、ウクライナがロシア軍との戦闘のためにより多くの武器を必要としていると述べた。

ウクライナ軍は最良のシナリオで行けば旧式のロケット砲を使用してロシア軍の後方部隊にまで攻撃を行うことができる。そして、もし、適切な兵器を入手することができたならば、2023年の作戦的、戦略的な展望は全く異なったものになると指摘。ウクライナ軍が適切な射程の破壊手段を用いるという脅威そのものが、現在続いている対立の性質や方向性、結果についてロシアに再考を強いることになるとの見方を示した。

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