診療所で肺炎の集団感染、原因はレジオネラ菌 アルゼンチン

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南米アルゼンチンで発生した肺炎の集団感染の症例について、レジオネラ菌が原因だったことがわかった/Nicolas Maeterlinck/AFP/Getty Images

南米アルゼンチンで発生した肺炎の集団感染の症例について、レジオネラ菌が原因だったことがわかった/Nicolas Maeterlinck/AFP/Getty Images

(CNN) 南米アルゼンチン北西部トゥクマン州で発生した肺炎の集団感染の症例について、汎米(はんべい)保健機構(PAHO)はレジオネラ菌が原因だったことを明らかにした。

集団感染は、同州の州都サンミゲルデトゥクマンにある診療所に関連して発生。3日までに肺炎の症例が計11例確認され、うち基礎疾患のある患者4人が死亡した。

PAHOは3日、アルゼンチン保健省から原因はレジオネラ菌だったとの連絡を受けたと説明し、当局が感染源を調べていると言い添えた。

PAHOは、保健省が検体の収集やリスク評価を行うとともに、診療所で集団感染に関連した対策を講じていると説明。PAHOの本部とアルゼンチン事務所も対応を支援するとした。

レジオネラ症は重度の肺炎を引き起こす感染症で、レジオネラ菌を含む水滴を吸入することで感染する。抗生剤で治療できる。

レジオネラ菌は、シャワーヘッドや蛇口、浴槽、噴水、建物の配管などで発生することがある。

アルゼンチン保健省の先の発表によると、サンミゲルデトゥクマンの診療所では8月18日~22日の間に医療従事者の一部が発症していた。

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