ロシア人実業家の死亡報道止まらず、1月以降8人 いずれも自殺か事故の可能性

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モスクワ市内の病院の窓から転落死したルクオイルのラビル・マガノフ会長/Mikhail Klimentyev/AFP/SPUTNIK/Getty Images

モスクワ市内の病院の窓から転落死したルクオイルのラビル・マガノフ会長/Mikhail Klimentyev/AFP/SPUTNIK/Getty Images

(CNN) 少なくとも8人の大物ロシア人実業家について、自殺もしくは原因不明の事故で死亡したとの報道が1月下旬から相次いでいる。このうち6人は、ロシアの2大エネルギー企業とつながりがある。

6人中4人はロシア国営のエネルギー企業大手ガスプロムかその子会社の一つに関係する人物。残る2人が関わるルクオイルは、ロシア最大の民間石油・ガス会社だ。

ルクオイルは今年3月、ロシアによるウクライナでの戦争を批判。公に立場を示す異例の措置を取り、犠牲者への同情と戦争の終結を呼び掛けた。

ロシア国営タス通信によると、同社のラビル・マガノフ会長は今週、モスクワにある病院の窓から転落して死亡した。

ルクオイルは1日、ウェブサイトの声明でマガノフ氏の死亡を確認。本人が重病を患っていたことを明らかにしたものの、転落への言及はなかった。

同じくルクオイルの大物幹部のアレクサンデル・スボティン氏も5月、モスクワ近郊で遺体で見つかった。タス通信によればシャーマン(宗教的職能者)を訪問した後だったと伝えられている。当局が呼び出されたところ、スボティン氏は心不全のため意識を失っていた。警察は同氏の死亡について犯罪捜査を開始している。

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