パキスタンで大雨や洪水の被害、死者1033人に

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洪水により浸水したエリアを避難する人々=27日、パキスタン・ペシャワール/Hussain Ali/Anadolu Agency/Getty Images

洪水により浸水したエリアを避難する人々=27日、パキスタン・ペシャワール/Hussain Ali/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 豪雨や洪水に見舞われているパキスタンで、6月中旬以降の死者が少なくとも1033人に上ることがわかった。パキスタン当局が28日、明らかにした。死者1033人のうち子どもは348人。負傷者も1527人に上る。

パキスタンの国家防災管理庁(NDMA)によれば、過去24時間だけでも、119人が死亡したほか、71人が負傷した。

パキスタンの気候変動相は25日、少なくとも3300万人が被災したと明らかにしていた。気候変動相は洪水について前代未聞だとし、「この10年で最悪の人道的災害だ」と語った。

気候変動相によれば、雨期の豪雨の回数は通常3回から4回だが今回は8回目の豪雨を経験している。パキスタン南部で特に被害が出ており、「最大限」の救援活動が行われているという。

内務省は26日、洪水の被災地で救援活動や救助活動を支援するため軍の派遣が許可されたと発表した。

内務省によれば、軍は最も被害を受けた南西部バルチスタン州など4州の地元政府を支援する。

軍によれば、被災者への救援物資の集積や移送、配布を支援するため各地に救済センターが設置されている。軍は人々の安全な場所への避難の支援をはじめ、被災した人たちへ避難所や食事、医療を提供している。

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