クリミアでの3回の爆発、ウクライナが内部文書で関与認める

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クリミア半島のロシア軍施設で発生した3回の爆発についてウクライナが関与していたことが明らかになった/From Telegram

クリミア半島のロシア軍施設で発生した3回の爆発についてウクライナが関与していたことが明らかになった/From Telegram

(CNN) ロシアに併合されたウクライナ南部クリミア半島のロシア軍施設で最近発生した3回の爆発について、ウクライナが関与していたことが同国政府の内部報告書から明らかになった。ウクライナの当局者がCNNに報告書を共有した。

この当局者は、メディアに情報を共有する権限を持たないことを理由に匿名を希望した。

報告書は9日遅くに爆発が起きたサキ航空基地に触れ、クリミア半島のロシア軍インフラにとって手痛い損失だが、単発的なものにとどまると説明。その後の攻撃については、クリミア半島を狙うウクライナ軍の組織的な軍事力を証明するものだとしている。

サキ航空基地での爆発では軍用機少なくとも7機が破壊された。基地は著しく損傷し、少なくとも1人が死亡した。

これについてロシアは事故の結果だと主張し、ウクライナの当局者もこれまで公式には関与を認めていない。爆発の原因は依然として不明。

ウクライナのゼレンスキー大統領は爆発後の演説で、戦争は「クリミアで始まった。クリミアの解放とともに終わらねばならない」と述べていた。

クリミアでは16日にも、マイスコエの弾薬庫とグバルデイスコエの飛行場で爆発が発生した。

ロシア当局者はマイスコエでの爆発は破壊工作によるものだと述べたものの、破壊工作の種類や想定する関与者については明らかにしなかった。

一連の攻撃はロシア占領地域で抵抗運動が生まれ、破壊活動を行っているとみられるタイミングで起きた。

ウクライ当局者は先週末、ロシアがクリミアからの軍装備品や兵器の輸送に使っている南東部メリトポリの鉄道橋をウクライナのパルチザン(抵抗運動)が爆破したと説明。メリトポリはここ数カ月、ロシアの占領に対する地下抵抗運動の中心となっている。

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