独、ウクライナへ兵器供与の継続表明 英はMLRSを追加提供

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今後もウクライナへの兵器供与を続けるとしたドイツのショルツ首相/Odd Andersen/AFP/Getty Images

今後もウクライナへの兵器供与を続けるとしたドイツのショルツ首相/Odd Andersen/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツのショルツ首相は13日までに、ロシアの侵攻に抵抗するウクライナに対し今後も兵器供与を続ける方針を明らかにした。

首都ベルリンでの記者会見で、ドイツは長年のしきたりを破り、紛争地への兵器提供に踏み切ったと指摘。近い将来もそうし続けるとしたが、さらなる軍事援助の詳細には立ち入らなかった。

ドイツ政府は今年7月、ウクライナ向けの致死性あるいは非致死性の軍事支援のリストを公表。

これまでウクライナへ送った装備品には対戦車地雷が1万4900個、対空ミサイル「スティンガー」が500発、自走榴弾(りゅうだん)砲「パンツァーハウビッツェ2000」が10門、携帯式防空ミサイルシステム「ストレラ」の2700発などが含まれる。このほか、ドローン(無人機)妨害・破壊装置や砲弾、短銃も入っていた。

一方、英国のウォレス国防相も13日までに、同国がウクライナへ多連装ロケットシステム(MLRS)を追加供与すると発表した。

また、相当な数の精密誘導ミサイル「M31A1」も引き渡すとした。同ミサイルの射程は最長で80キロとし、ロシアの重砲への防御能力に寄与すると述べた。ウクライナ軍兵士を対象にしたこのミサイル操作の習熟訓練が英国内で実施されたともした。

英国防省によると、ウクライナへはこのほか、155ミリ自走砲を20門以上、105ミリ砲門と砲弾、ウクライナ軍が保有する旧ソ連製の砲門用の砲弾5万発以上に少なくとも1600の対戦車兵器も送っている。

「ショルツ首相」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]