クリミア半島のロシア空軍基地、爆発で航空機少なくとも7機破壊

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10日に撮影した衛星写真。土塁にある少なくとも7機の航空機が焼けた様子がわかる/Planet Labs

10日に撮影した衛星写真。土塁にある少なくとも7機の航空機が焼けた様子がわかる/Planet Labs

(CNN) ロシアに併合されたウクライナ南部クリミア半島のロシア空軍基地で9日に起きた少なくとも2回の爆発で、ロシアの航空機少なくとも7機が破壊されている様子を、プラネットラボの衛星画像がとらえた。

爆発の原因は依然として不明。ウクライナ国防省は原因を特定できないとしている。一方、ロシア国防省は航空弾薬の爆発によるものとしているが、弾薬が爆発した経緯は明らかにしなかった。

9日に撮影された衛星画像には、サキ空軍基地内の土塁にある複数の戦闘機が写っていたが、爆発後の10日に撮影された写真では、少なくとも7機が土塁の中で焼け焦げた残がいになっていた。

整備区域や駐機場にあるほかの機体に損傷はなさそうだった。

基地のこの区画には、少なくとも4つの穴が見えている。土塁や整備区域周辺には焼け跡があり、草木が傷んでいた。

今回の航空機破壊はロシア空軍にとって、旧ソ連時代も含めて第2次世界大戦以来、最大級の損失になる可能性がある。

旧ソ連時代と現代のロシア時代の軍用機損失に関するデータはほとんど存在しないものの、1日に1つの事案でこれほど多大な損失が出たという記録はない。

クリミア保健当局の発表によると、この爆発で少なくとも1人が死亡し、少なくとも9人が負傷した。

ロシアはウクライナの一部だったクリミア半島を2014年に併合し、自国の領土とみなしている。

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