ウクライナ産穀物の輸送船がトルコ到着、ロシア侵攻以来初

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ウクライナの穀物を運ぶ貨物船ラゾ二号=2 日、トルコ・イスタンブール近郊の黒海/Umit Bektas/Reuter

ウクライナの穀物を運ぶ貨物船ラゾ二号=2 日、トルコ・イスタンブール近郊の黒海/Umit Bektas/Reuter

(CNN) ウクライナ当局は、ロシアが侵攻して以来初めてとなる穀物輸送の船が黒海のオデーサ(オデッサ)港を出発し、トルコに到着したことを歓迎した。

「トウモロコシを積んだ最初の貨物船ラゾ二号がイスタンブールに到着した。同盟国はロシアの侵略と戦うために我々を助けており、ウクライナは飢餓危機を防ぐために世界を助けている」と同国のクブラコウ・インフラ相はツイートした。

ゼレンスキー大統領は、国内および世界の食糧安全保障を確保するために、今回の輸送を最初の一歩としなければならないと述べた。

「船が次々と出港するようにすることが目標だ。今年の輸出は農家や農業関連企業が来年の種まきのために十分なリソースを確保するのに必要だ。これは我が国の食糧安全保障の問題でもあり、私たちは今来年に備えている」とゼレンスキー氏は2日のビデオ演説で述べた。

また同氏はロシアが「小麦、トウモロコシ、石油の供給を武器にする」ために食糧危機の懸念を引き起こしたと非難。「ロシアは赤字を生み出し、価格をつり上げる。こうしたことが社会不安を引き起こすと、政治的な譲歩を要求する。食糧ではそうあってはならない」と指摘した。

「しかし世界が団結し、パートナーが約束を果たせば、必要とされる結果が得られる。今後、穀物に関する取り決めがどのように機能するか注視する」とも述べた。

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