ビンラディン親族から寄付の報道、英皇太子側が反論

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英チャールズ皇太子/Jason Cairnduff/WPA Pool/Getty Images

英チャールズ皇太子/Jason Cairnduff/WPA Pool/Getty Images

(CNN) 英国のチャールズ皇太子の公邸クラレンスハウスは、皇太子が国際テロ組織アルカイダの指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者の親族から2013年に100万ポンド(現在のレートで約1億6000万円)の寄付を受け取ったとする現地紙の報道に反論した。

英紙サンデー・タイムズは匿名の情報筋の話として、チャールズ皇太子がビンラディン家のバクル氏とシャフィク氏から自身の慈善基金「PWCF」への寄付を受け取ったと報じていた。この寄付については一部の側近から反対の声も上がっていたという。

クラレンスハウスは、寄付の受け取りは皇太子ではなくPWCFの理事が決定したとして、報道について反論した。

クラレンスハウスは声明で、PWCFは寄付を受けるにあたり適切な審査を行ったと指摘。受け取りの決定は理事によってのみ行われ、それ以外のあらゆる申し立ては誤りだとしている。

バクル氏は、サウジアラビアのジッダに拠点を置く建設会社サウジ・ビンラディン・グループの会長を務めた経験がある。米国の裁判所文書によれば、バクル氏が会長だった1993年にオサマ・ビンラディン容疑者は株主から外れた。

オサマ・ビンラディン容疑者はアルカイダの指導者として2001年の米同時多発テロを実行。11年に米軍の特殊部隊によって殺害された。

バクル氏とシャフィク氏はいずれもテロ活動とのつながりは知られておらず、国連や米国、英国、欧州連合(EU)などの出している対テロの制裁リストにも載っていない。

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