ウクライナが米兵器でロシア領攻撃すれば「深刻以上の」結果 当局者が警告

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ロシア軍の攻撃を受けた建物と出動した消防士=26日、ウクライナ南部オデーサ州ゼトカ/State Emergency Service of Ukraine/Reuters

ロシア軍の攻撃を受けた建物と出動した消防士=26日、ウクライナ南部オデーサ州ゼトカ/State Emergency Service of Ukraine/Reuters

(CNN) ロシア政府は、ウクライナが米国製の多連装ロケットシステム(MLRS)や、北大西洋条約機構(NATO)が供給する長距離兵器をロシア領への攻撃で使用した場合、「深刻を超える」結果を招くと警告した。オーストリア・ウィーンを訪れたロシア代表団トップが語った。

コンスタンティン・ガブリロフ氏は、ウィーンで開かれている軍事安全保障と軍備管理に関する協議に参加しているロシア代表団のトップを務めている。

ロシア外務省が発表した声明によると、「ウクライナ軍がロシア領土に対して米国のMLRSやNATOの長距離兵器を使用すれば、その結果は深刻を超えるものになる」とガブリロフ氏は警告した。

「ウクライナ政府への西側兵器の移送が増えれば、ロシアはより厳しい対応に移らざるを得ない」とも述べた。

ガブリロフ氏はまた、プーチン大統領が設定したウクライナでの主な目標はすべて達成されると述べ、西側各国の政府にロシアの懸念に耳を傾けるよう促した。

ウクライナのレズニコウ国防相は26日、高機動ロケット砲システム(HIMARS=ハイマース)など供与されたシステムの使用を米国や他の同盟国が称賛していると述べた。米当局者によると、西側が供与したロケット砲をロシアはひとつも破壊していないという。

レズニコウ氏は、供与された兵器は「すでに戦争の行方に影響を与えている」と指摘。ウクライナ大統領府首席補佐官は先週、ロシア製大砲より射程距離と精度が優れているハイマースの投入により、ウクライナはロシア支配地域内の遠い標的を攻撃できるようになったと述べた。

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