ウクライナからの穀物輸出、当事国間の合意間近とトルコが発表

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農業者が小麦を収穫する様子=7日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスク近郊/Miguel Medina/AFP/Getty Images

農業者が小麦を収穫する様子=7日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスク近郊/Miguel Medina/AFP/Getty Images

(CNN) トルコは22日までに、ウクライナの港湾から穀物を輸出する件に関して、近く合意がまとまるとの見方を示した。世界的に重要な穀物の輸出を巡っては、ウクライナでの戦争を継続するロシアが港湾を封鎖することで実施を阻んでいる。

国連とトルコが仲介したロシア・ウクライナ間の合意の詳細はまだ明らかになっていない。トルコ側の発表によれば、合意文書は現地時間の22日午前、トルコのイスタンブールで署名される予定。

ただ署名の前にはさらなる協議が必要になると、ウクライナの高位当局者1人が警告した。

ウクライナ外務省の報道官は21日夜、合意文書について、当事者間の義務が盛り込まれる見通しでそれは黒海の輸出経路の安全な運営に関わるものだと説明した。

その上で、ウクライナの代表団が支持する取り決めは、同国南部の諸州の安全と黒海におけるウクライナ軍の優位、ウクライナ産農産物の世界市場向け輸出の安全を保証する内容のものに限られると強調した。

国連のグテーレス事務総長は21日にイスタンブール入りし、ウクライナとロシアが生産する食糧のアクセス緩和に向けて動いている。

両国は世界各国にとって重要な食糧の供給元であり、平時であればウクライナで生産される穀物は約4分の3が輸出に回る。 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会によれば、これらの輸出のおよそ9割は、国内にある黒海沿岸の港湾から船で出荷されているという。

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