欧州の熱波、来週半ばまで続く可能性 世界気象機関

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スイス・ローザンヌのレマン湖のほとりでシャワーを浴びて涼をとる人々=6月19日/Laurent Gillieron/Keystone/AP

スイス・ローザンヌのレマン湖のほとりでシャワーを浴びて涼をとる人々=6月19日/Laurent Gillieron/Keystone/AP

(CNN) 欧州を襲っている熱波は来週半ばまで続く可能性がある。国連機関の世界気象機関(WMO)が19日、明らかにした。

WMOのロバート・ステファンスキー氏は記者会見で「熱波がいつ終わるのかと誰もが尋ねる。国や地域のパートナー機関が提供するすべてのモデルを見ると、残念ながらおそらく来週半ばまでは続くだろう」との見通しを示した。

しかしフランス、英国、そしておそらくスイスでは19日が暑さのピークとなる見込みという。

「この熱波は今まさに西欧でピークを迎え、東に向かうと予想されるが、それでも気温は平年よりかなり高くなるだろう」と説明した。

欧州各地で最高気温が更新されていることについて、ステファンスキー氏は「記録が更新される期間が短くなっていることを懸念している」と述べた。

WMO事務局長のペッテリ・ターラス氏は「気候変動で熱波の発生がより頻繁になっている」と指摘。「これらの熱波は人間の健康に影響を及ぼしている。新型コロナウイルス感染症に対して脆弱(ぜいじゃく)な人たちは熱波にも弱い。そのため、高齢者や病人の死亡が増えることが予想される」と述べた。

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