熱波の英ロンドンで火災急増、消防隊が「重大事態」宣言

（ＣＮＮ） 記録的な猛暑となっている英国で、ロンドン消防隊が１９日、管轄するロンドンで発生した複数の「大きな」火災に対処するため「重大事態」を宣言したとツイートした。

「危機的な状況だ。ロンドン消防隊は非常に大きなプレッシャーを受けている。身の安全を守ってほしい」とロンドン市長のサディク・カーン氏も述べた。

ロンドン郊外のウェニントンでは約１００人の消防士と１５の消防班が緑地火災の消火にあたっている。ロンドン消防隊がツイッターで明らかにした。

英放送局スカイニュースの空撮映像には、ウェニントンの住宅地のすぐ近くで炎が上がっている様子が映っている。

ロンドン消防隊のトップは１９日、未曽有の熱波に見舞われて２日目の同日も影響が懸念されることから「バーベキュー即刻禁止」を求めた。

英気象庁は同国史上初めて気温が一時４０度を超えたとツイートした。

消防隊幹部は同日、ＣＮＮの取材に、リソースが限界までひっ迫した過去最も厳しい日の一つになり、「異常な高温が多くの天候関連の事案を発生させた」と述べた。

同幹部によると、いくつかの大きな火災は制御下に入っている。リソースのひっ迫を受けて今後２日間の計画に集中しているという。