日米の軍用機、日本近海上空で訓練飛行 中ロとの緊張高まる中

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東シナ海上空で空中給油機に接近する米空軍のF22戦闘機/Senior Airman Stephen Pulter/U.S. Air Force

東シナ海上空で空中給油機に接近する米空軍のF22戦闘機/Senior Airman Stephen Pulter/U.S. Air Force

韓国・ソウル(CNN) 防衛省は14日、米軍機と自衛隊機あわせて50機以上が日本近海上空を訓練飛行したと明らかにした。中国やロシアとの緊張が高まる中で日米が戦力を誇示した格好だ。

防衛省の報道発表資料によると、米空軍からF22戦闘機12機、F35戦闘機4機、F15戦闘機13機が訓練に参加した。

このほか日本のF15戦闘機とF2戦闘機あわせて20機や、米軍の偵察機など3機も参加した。

防衛省によると、日米の戦闘機は戦術的スキルや合同対応能力を向上させるため、日本海や太平洋、東シナ海の上空を飛行したという。

米空軍は現時点で今回の訓練についてコメントしていないが、先月の報道資料では、F22戦闘機12機をハワイ空軍州兵から沖縄の嘉手納基地に派遣したと述べていた。

米軍の声明はF22の派遣目的について、「日本防衛のための作戦即応能力を強化し、自由で開かれたインド太平洋を確保するために様々な任務」を実施することにあるとしている。

防衛省によると、尖閣諸島周辺の海域では今年、中国海警局や海軍の艦船の滞在時間が過去最長に上っている。中国外務省は今年CNNに対し、海警局による尖閣諸島周辺でのパトロールは「中国の主権的権利の適切な行使」だとの認識を示した。

また日本周辺ではここ数週間、中国やロシアの軍艦がプレゼンスを強化しており、政府は先月後半、中国とロシアの軍艦計8隻が日本周辺海域で確認されたと明らかにした。

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