制裁対象のロシア議員の不動産を差し押さえ、ドイツで初の事例

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報道向けの声明を発表するミュンヘン検察当局の報道官/Sven Hoppe/dpa/picture alliance/Getty Images

報道向けの声明を発表するミュンヘン検察当局の報道官/Sven Hoppe/dpa/picture alliance/Getty Images

(CNN) ドイツ当局が、制裁の対象となったロシア議員とその妻の不動産3カ所を差し押さえたことがわかった。ドイツで制裁対象となった個人の資産が凍結ではなく、差し押さえられたのは初の事例とみられる。

ミュンヘンの検察は20日、ロシア議員とその妻が所有するミュンヘンのアパートを差し押さえたと明らかにした。月額3500ユーロ(約50万円)の賃料の徴収に使用していた銀行口座も差し押さえたという。

当該のロシア議員は、欧州連合(EU)による2月23日の制裁の対象となっていた。制裁の理由は、ロシアのプーチン大統領によるウクライナ東部の分離独立を承認する動きについて支持したためとしている。ロシアは2月24日にウクライナに侵攻した。

差し押さえたアパートのうち2つはロシア議員とその妻の名義となっている。アパートの1つは妻の名義だけとなっている。ミュンヘンの検察によれば、妻自身も制裁の対象となっていた。

アパートの差し押さえは20日から効力を生じるが、入居者はアパートにとどまることが認められる。ただし、賃料は制裁対象の家主ではなく裁判所に支払うことになる。

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