ロシア、セベロドネツクのウクライナ兵士に投降呼び掛け

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アゾト化学工場が攻撃され煙が上がる様子=10日、ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツク/Oleksandr Ratushniak/Reuters

アゾト化学工場が攻撃され煙が上がる様子=10日、ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツク/Oleksandr Ratushniak/Reuters

(CNN) ロシア国防省は14日、ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツクのウクライナ兵士に、「以前マリウポリで降伏した同志がそうしたように」武器を置いて投降するよう要求した。

「無分別な抵抗を止め、そしてアゾト化学工場から撤退するよう、キーウ(キエフ)の当局が賢明にも兵士らに適切な指示を与えるよう要請する」と同省は述べた。

また、同工場からロシアが掌握している北部に市民を避難させるための「人道作戦」を15日に実施する用意があるとも明らかにした。

「ロシア軍はアゾトから北のロシアが掌握しているスバトボの町へと民間人を避難させるための人道作戦を行う用意がある」と発表した。モスクワ時間15日午前8時〜午後8時に民間人のための避難回廊を設けるという。

セベロドネツク軍事行政のトップは14日、ロシア軍の激しい砲撃の標的になりながら依然としてウクライナが掌握しているアゾト化学工場に、500人超の民間人が避難したままだと発表した。

ロシア国防省は、ウクライナは民間人をウクライナ領内のリシチャンスクに避難させるための回廊を要求したが、主要な3つの橋すべてが通行できないため「この方向に安全に避難することは不可能だ」と主張した。

ルハンスク州のハイダイ知事は13日、セベロドネツクとリシチャンスクの間の通行は現在「困難だが不可能ではない」と述べ、ウクライナ当局は14日、絶え間ない砲撃のため避難は遅れているがまだ可能だと指摘した。

ロシア国防省はウクライナ兵への投降呼びかけで、「以前マリウポリで降伏した兵士にそうしたように、人命の保護と捕虜の扱いに関するジュネーブ条約のすべての規範の順守を保証する」としている。

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