ウクライナへの追加武器供与、国際会合で発表か 米国防高官

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米フロリダ州で演習中のHIMARS/Senior Airman Joseph P. LeVeille/U.S. Air Force

米フロリダ州で演習中のHIMARS/Senior Airman Joseph P. LeVeille/U.S. Air Force

ブリュッセル(CNN) 米国は15日にベルギー首都ブリュッセルで50カ国近くが参加して行われる会合で、ウクライナへの武器や装備品の供与が新たに発表されると見込んでいる。米国防総省高官が明らかにした。

ウクライナ当局者はロシアが東部ドンバス地方、特に最近激しい戦闘が行われているセベロドネツクで陣地を拡大していると警鐘を鳴らす。一部のウクライナ当局者からは、さらなる武器の流入がなければ、ロシアの前進の阻止や占領地の奪還がますます難しくなるとの声が上がっている。

前出の国防総省高官は「ウクライナが言っていることは我々の耳に届いている」と述べ、ブリュッセルで開催される「ウクライナ連絡グループ」の会合の緊急性を訴えた。

この当局者はどの国が新たな安全保障支援を発表するのか、また供与内容に何が含まれるのかを詳しく語らなかったものの、米国は同盟国と緊密に協力してウクライナの要望を把握し、供与するシステムを見極める方針だとしている。

同当局者は米国が新たな発表を行うかどうか明言しなかったが、バイデン政権がすでに次の武器支援に取り組んでいることは明らかにした。

米政権は6月初め、ウクライナが数週間にわたり緊急に要望していたHIMARS(ハイマース=高機動ロケット砲システム)を含む武器支援を発表した。総額7億ドル(約950億円)規模の支援は、連邦議会で与野党の支持を受けて先月可決された400億ドル規模の支援策から米政権が初めて拠出したものだった。

この武器支援が発表された直後から、少数のウクライナ兵がHIMARSの運用訓練を開始した。ただ、HIMARSは3週間の訓練が必要で、これまでのところ戦闘に投入されていない。

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