ロシア軍、「セベロドネツクの大半」を支配 ウクライナ当局

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セベロドネツクに隣接するリシチャンスク郊外で車に乗って移動する兵士=28日/Rick Mave/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

セベロドネツクに隣接するリシチャンスク郊外で車に乗って移動する兵士=28日/Rick Mave/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍事行政トップ、セルヒ・ハイダイ氏は同州の要衝セベロドネツク市の戦況について、ロシア軍が市の大半を支配しているとの認識を示した。ただ、現地のウクライナ軍が今後包囲されるとの見方は否定した。

ハイダイ氏は「我々は常にやり取りしている」「移動する機会はあるので、軍は冷静に今いる陣地の防御に当たっている」と説明。「現時点で民家の9割が破壊され、そのうち6割はほぼ再建不能な状態だ。重要インフラはすべて完全に破壊された」と述べた。

セベロドネツクからの退避の可能性については「現時点ではない」とし、「非常にリスクが高く、(無傷で)脱出できる可能性は非常に少ない。人々の命を危険にさらす意味はない」と説明した。

また、ロシアの目標はウクライナ軍を包囲することだと指摘。「もちろんロシア軍はルハンスク州全体をもっと早く掌握したいのだろう。あるいは、リシチャンスクとバフムトをつなぐルートを寸断するか、セベロドネツクを可能な限り早く掌握するだけで良いのかもしれないが、この地域全域の掌握には成功していない」と述べた。

もしロシア軍がセベロドネツクを制圧すれば、隣接するリシチャンスク市がルハンスク州でウクライナの支配下に残る唯一の都市部となる。

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