住宅地に「集中砲火」、生後5カ月の赤ちゃん含む9人死亡 ウクライナ・ハルキウ

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損壊した集合住宅=26日、ウクライナ・ハルキウ/Sergey Kozlov/EPA-EFE/Shutterstock

損壊した集合住宅=26日、ウクライナ・ハルキウ/Sergey Kozlov/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) ウクライナ北東部ハルキウで26日、市中心部付近の住宅地が「集中砲火」を浴び、生後5カ月の赤ちゃんを含む9人が死亡した。ハルキウ州軍政トップのオレグ・シネグボフ氏が明らかにした。

死亡した人の中には、通りを歩いていた家族が含まれるという。シネグボフ氏によると、男性が生後5カ月の赤ちゃんを腕に抱えたまま死亡し、赤ちゃんの母親は重傷を負い、現在病院で手当てを受けている。

シネグボフ氏は使用された大砲についても言及し、ウクライナ第2の都市の住宅地を狙ったのは、地域住民を「恐怖に陥れる」ためとしか思えないと述べた。

「敵は多連装ロケットシステムのSMERCHとURAGAN、および大砲で砲撃を行ったが、それらの改造について我々の軍事専門家が立証中だ。入手可能なデータによると、砲撃はウクライナ軍が陣地を維持し、敵をゆっくりと国境まで追いやっている州の北側から行われた。砲火を浴びた地域は住宅地であり、砲撃の目的は地域住民を恐怖に陥れることでしかない」と同氏は説明した。

「集中砲火」を受けたのはハルキウのシェフチェンキフスキー地区とキーウスキー地区。9人が死亡したほか19人が負傷し、その中には9歳の子どもが含まれているという。

シネグボフ氏は「現在のところ、我が国の軍はしっかりと態勢を維持しており、ハルキウ市を制圧する可能性については疑問の余地はない」と述べた。

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