ウクライナ北部の村にミサイル攻撃、「多数が死亡」とゼレンスキー大統領

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庭の中央にできたクレーターを見る兵士=17日、ウクライナ・チェルニーヒウ地方のデスナ村/Courtesy of Operation Command North/Handout/Reuters

庭の中央にできたクレーターを見る兵士=17日、ウクライナ・チェルニーヒウ地方のデスナ村/Courtesy of Operation Command North/Handout/Reuters

(CNN) ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は19日夜の定例演説で、首都キーウ(キエフ)北部チェルニーヒウ地方のデスナ村が同日ロシアのミサイルで攻撃され、多数が死亡したと伝えた。デスナは隣国ベラルーシとの国境から約60キロに位置する。

ゼレンスキー大統領は「ロシアはチェルニーヒウ地域を攻撃した。特にデスナの打撃はひどく、残がいの様子から判断すると多数が死亡した」と語った。

大統領によると、ウクライナ南部オデーサ地方や中部の都市は絶え間なく攻撃され、東部ドンバスは完全に破壊されている。「この全てに関してロシアが軍事的に説明することはできない」とゼレンスキー大統領は強調、「これはできる限り多くのウクライナ人を殺害しようとする意図的な犯罪だ」と位置付けた。

その上で、ウクライナ軍はハルキウ地方の解放に向け前進を続けていると述べ、「ドンバスでは占領者が圧力を強めようとしている。誇張ではなく、地獄だ。セベロドネツクに対する残虐かつ絶対的に無分別な爆撃……たった1日で12人が死に、十数人が負傷した」と伝えた。

「他の都市に対する爆撃や砲撃、ロシア軍の空爆やミサイル攻撃――何もかも、単なる戦争中の戦闘ではない」とゼレンスキー大統領は力説し、「これはできる限り多くのウクライナ人を殺害しようとする意図的な犯罪だ。できるだけ多くの住宅や設備や企業を破壊する。これはウクライナ国民に対するジェノサイド(集団殺害)とみなされ、占領者は確実に裁きを受けるだろう」と語った。

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