インドとパキスタンの記録的熱波、気候変動の影響で頻度が100倍に 英気象庁

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水道の水を浴びる男性=パキスタン・カラチ/RIZWAN TABASSUM/AFP/Getty Images

水道の水を浴びる男性=パキスタン・カラチ/RIZWAN TABASSUM/AFP/Getty Images

(CNN) 気候変動の影響で、記録的な熱波がインド北西部やパキスタンを襲う頻度は100倍に増えている――。英気象庁が18日、そんな予測を発表した。両国は異常な猛暑に見舞われて日常生活に支障が出ている。

英気象庁によると、2010年の平均気温を上回る熱波は、自然の状態では312年に1度しか発生しない計算になる。しかし気候変動の影響を考慮すると、熱波の頻度は3.1年に1度にまで増すと予想した。

10年4月と5月が比較の対象とされたのは、この両月の平均気温が1900年以来、最高を記録したことによる。

パキスタンとインドではここ数週間、猛暑のために学校の閉鎖、作物の被害、エネルギー供給の逼迫(ひっぱく)、住民の外出自粛などの影響が広がっている。

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