メキシコの行方不明者10万人を突破、求められる捜索態勢の強化

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捜索についてのチラシを貼る行方不明者の親と活動家ら=8日、メキシコ・シウダードファレス/Jose Luis Gonzalez/Reuters

捜索についてのチラシを貼る行方不明者の親と活動家ら=8日、メキシコ・シウダードファレス/Jose Luis Gonzalez/Reuters

(CNN) メキシコ国内で行方不明や失踪の届け出が出された人が、内務省の国家統計で10万人を突破した。

それによると、1964年から現在までに届け出が出された行方不明者は10万23人を超えている。うち女性は約2万4700人、男性は約7万4700人で、516人は性別不明。

行方不明者は過去2年だけで2万人以上も増えており、捜索救助態勢の向上を求める声が高まっている。

首都メキシコ市では10日、行方不明者の家族らが抗議のデモ行進を行った。

ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は17日に発表した声明で、行方不明者のうち犯人の検挙につながったのはわずか35人にすぎないと指摘。「こうした異常な規模の人権侵害を終わらせ、被害者の権利を守り、再発を防止するための努力を惜しんではならない」と強調した。

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