ロシア産石油の禁輸、合意できず EU外相理事会

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EUのボレル外交安全保障上級代表/EBS+

EUのボレル外交安全保障上級代表/EBS+

(CNN) 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は16日、EU外相理事会で話し合われたロシア産の石油に対する禁輸案について、全会一致での合意には達しなかったと明らかにした。

ボレル氏はベルギー首都ブリュッセルで行われた記者会見で、ロシアに対する制裁の第6弾について合意できなかったことについて不満を表明した。ボレル氏は、EUがロシア産石油の全会一致での禁輸について同じ問題を抱えているとも述べた。

EUはロシア産石油の輸入を年末までに禁止することなどを提案していた。

ハンガリーのペーテル外相は11日、ハンガリーは、ロシア産石油の禁輸によって引き起こされる問題の解決策が提示された場合にのみ、禁輸案に賛成するとの考えを明らかにしていた。

ボレル氏は外相理事会での話し合いで、ハンガリーが直面するいくつかの問題の難しさが明らかになったと述べた。

ボレル氏によれば、合意に達することができないと分かったため、合意取り付けの取り組みは議題には入らなかったという。

ボレル氏は、一部の加盟国がロシア産石油の禁輸案だけでなく、そのほかの制裁措置の要素についても前向きでない理由について、建設的な話し合いが行われたと述べた。

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