ロシア軍、地上兵力の3分の1を喪失か 英国防省分析

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破壊されたロシア軍の橋=12日、ウクライナ・ビロホリウカ近郊/From Ukraine Armed Forces

破壊されたロシア軍の橋=12日、ウクライナ・ビロホリウカ近郊/From Ukraine Armed Forces

(CNN) 英国防省は15日、ロシア軍がウクライナ侵攻時に投入した地上兵力の最大3分の1を失った可能性があると明らかにした。

国防省が更新した諜報(ちょうほう)によれば、ロシア軍はドンバス地方での攻撃で大きな損害を被っており、現在の状況下では、ロシア軍が今後30日間で進攻速度を大幅に加速させる可能性は低いという。

国防省の評価によれば、ロシア軍による攻撃は予定から大幅に遅れている。当初は小規模な前進が見られたものの、過去1カ月間では支配地域の大幅な拡大に失敗しており、高水準の兵力の損耗が続いているという。

国防省がどのようにしてこうした評価に至ったのかは不明。ロシア軍はウクライナ東部での攻勢に約100の大隊戦術群を配備しているとみられているが、西側の当局者によれば、その多くが兵力不足に陥っている。

国防省によれば、ロシアの軍事作戦の遅れは、橋を設置するための装備や諜報、監視や偵察のためのドローン(無人機)といった重要な手段の喪失によって悪化していることがほぼ確実だという。

ロシア軍では橋を設置するための装備が侵攻の間、常に不足しており、作戦に遅れや制限が出ている。戦術的認識や砲撃の指示にはドローンが不可欠だが、ウクライナ軍の対空能力には脆弱(ぜいじゃく)だという。

こうした能力の多くは早急な再配置や再構築が難しく、ロシア軍のウクライナでの軍事作戦にとって引き続き障害となる可能性が高い。

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