ロシア軍占領の町、がれきから市民44人の遺体 ウクライナ東部

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攻撃を受けた建物から立ち上る煙を捉えた衛星画像=7日、ウクライナ・イジューム/Planet Labs PBC/AP

攻撃を受けた建物から立ち上る煙を捉えた衛星画像=7日、ウクライナ・イジューム/Planet Labs PBC/AP

(CNN) ウクライナ東部ハルキウ州の軍当局責任者によると、ロシア軍に占領されている同州イジュームで、建物の跡から市民44人の遺体が見つかった。

同責任者は、現場の5階建てビルが「占領者によって完全に破壊された」と述べたが、この建物がいつ攻撃を受けたのかは不明。

イジュームの町は激しい争いと集中的な砲撃の末、2カ月前からロシア軍の支配下に置かれている。

町に残った住民らが砲撃のない時間帯を狙って集まり、がれきの山を掘ったという。特別な機材はなく、すべて手作業で進められた。ロシア軍がこの作業を知ったうえで許可していたのかどうかは分からない。

同責任者の話によると、イジュームからは一時的に設けられた人道回廊を通って約1700人が避難したが、その後は住民が町から出ることも、人道物資を持ち込むことも認められていない。

同責任者はまた、州都ハルキウ近郊の村が解放されたと発表した。村では多くの家屋やビル、学校が破壊され、市民の遺体が散乱しているとして、まさに戦争犯罪の現場だと語った。ロシア軍は自軍の兵士さえ連れずに撤退したため、路上や民家にロシア兵が取り残されているという。

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