韓国のユン大統領が就任演説、対北政策で「大胆な計画」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
就任演説を行う尹錫悦(ユンソクヨル)大統領=10日、韓国首都ソウル/Jeon Heon-Kyun /Pool/Reuters

就任演説を行う尹錫悦(ユンソクヨル)大統領=10日、韓国首都ソウル/Jeon Heon-Kyun /Pool/Reuters

(CNN) 韓国で10日、3月の大統領選で勝利した尹錫悦(ユンソクヨル)氏が大統領に就任した。演説で、北朝鮮の非核化と引き換えに経済を改善させる「大胆な計画」を示す用意があると述べた。

尹氏は保守系政党「国民の力」の公認候補として大統領選を小差で制し、革新系の文在寅(ムンジェイン)前大統領に代わって5年ぶりの保守政権を発足させた。

演説では、韓国がパンデミックや気候変動、一連の経済、社会問題など「多くの危機」に直面していると指摘したうえで、「今回も乗り越えられることを確信している」と強調した。

北朝鮮の核開発は地域への「脅威」だと述べる一方、対話と平和的解決の扉は開いていると語り、北朝鮮の非核化は朝鮮半島内外の持続的な平和と繁栄に大きく寄与するとの認識を示した。

対北融和路線を取っていた文氏に対し、尹氏は選挙戦で、強硬路線への転換を主張。北朝鮮が「完全かつ検証可能な非核化」を進めない限り、制裁緩和や平和条約の準備には応じない立場を表明してきた。

尹氏は演説で、失業率や経済成長の鈍化などの国内問題にも言及。主な優先課題として、社会的流動性を高め、科学技術の発展を促すことを挙げた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]