北京のコロナ対策、大型連休で厳格化 ユニバーサル・スタジオも休園

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住民に対し新型コロナウイルスの検査を行う医療従事者=1日、北京市/Pan Songgang/VCG/Getty Images

住民に対し新型コロナウイルスの検査を行う医療従事者=1日、北京市/Pan Songgang/VCG/Getty Images

(CNN) 5日間の大型連休に入った中国の首都・北京で、新型コロナウイルス対策が大幅に厳格化された。飲食店での食事は全て禁止され、テーマパークのユニバーサル・スタジオは休園、公共施設に入場する際は陰性証明が義務付けられている。

労働節(メーデー)の連休は4月30日から始まった。例年は大勢の人出でにぎわうこの時期だが、今年は武漢以来最悪の感染拡大が起きる中、ゼロコロナ政策を掲げる中国政府が引き締めを強めている。

自治体の多くは住民に対し、どうしても必要な場合を除いて居住地を離れないよう指示。新型コロナの症例が報告された地区の住民には長期間の隔離を義務付けている。中国運輸当局は、連休中の旅行者は前年より62%落ち込むと予想している。

北京市は30日、連休中は飲食店内での飲食は中止になると発表した。

連休明けに職場や学校に戻るためには、48時間以内に受けた検査の陰性証明を提示する必要がある。今月5日からは、公共交通機関を含む公共施設を利用する際には、7日前から当日までの間に受けた検査の陰性証明が求められる。住民は全員が週1回以上の検査を義務付けられる。

ユニバーサル北京リゾートは1日、疾病管理当局からの指示を受け、ユニバーサル・スタジオとショッピング街のシティウォークを即日休園すると発表した。いつ再開するのかは明らかにしていない。

北京で1日報告された市中感染の症例は59例と、今回の流行では最も多かった。4月20日以来の累計では300例を超えている。

一方、1カ月以上も厳格なロックダウン(都市封鎖)が続く上海で5月1日に報告された市中感染の症例は7872例で、4月13日以来、全般的な減少傾向が続いている。

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