ロシアのプーチン大統領、ブチャ侵攻の部隊に称号授与

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ウクライナ・ブチャで行われた葬儀=18日/Photo by YASUYOSHI CHIBA/AFP via Getty Images

ウクライナ・ブチャで行われた葬儀=18日/Photo by YASUYOSHI CHIBA/AFP via Getty Images

(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで民間人殺害の戦争犯罪を働いたとされるロシア軍の部隊に、プーチン・ロシア大統領が「親衛」の称号を授与した。

プーチン氏は18日付の書簡で、ロシア軍の「第64自動車化狙撃旅団」が「祖国を防衛し、ロシアの主権と国益を守る」ために示した「特別な功績、偉大な英雄行為と勇気」を称賛した。

ウクライナでの「特別軍事作戦」における「機敏かつ大胆な行動」により、軍の模範になったとも主張した。

キーウ近郊のブチャやボロジャンカでは今月、ロシア軍の撤退後に民間人の遺体が多数発見された。ウクライナの国防省は4日、同旅団のメンバーをブチャ市民への残虐行為に直接かかわった「戦争犯罪人」と呼んで非難。ゼレンスキー大統領もロシアに対し、「戦争犯罪」をやめるよう求めた。

一方、ロシア側は大量殺害への関与を一切否定し、市民の遺体が散乱した光景の画像は偽物だとする根拠のない主張を繰り返している。

国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は先週のブチャ訪問で、「ICCが管轄する犯罪があったと信じるだけの根拠がある」との認識を示した。ただしロシアはICCからの脱退を発表しているため、裁きを下すことは難しいだろうとも指摘した。

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