ハルキウに激しい砲撃 同市東方ではウクライナ軍攻勢と当局者主張

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ロシア軍の攻撃後、集合住宅で消火活動を行う消防士ら=17日、ハルキウ/Andrew Marienko/AP

ロシア軍の攻撃後、集合住宅で消火活動を行う消防士ら=17日、ハルキウ/Andrew Marienko/AP

(CNN) ウクライナ北東部ハルキウは17日も引き続きロシア軍による激しい砲撃にさらされ、住宅などが破壊された。地元当局者らは改めて抗戦を表明している。

ハルキウ州のシネグボフ知事はSNS「テレグラム」への投稿で、同日日中に市中心部や住宅地が砲撃を受け、20人が負傷、5人が死亡したと伝えた。アパートなどの民間施設が損壊したという。

ハルキウ市のテレホフ市長も午前に住宅地、午後に市中心部への砲撃があったと報告。建物数十棟が損壊し、死傷者が出たと述べた。

テレホフ氏は、ロシア軍が引き続きハルキウの市民を狙い、パニックを起こさせて気力をくじこうとしていると非難。「それでも、ハルキウとわれわれウクライナ人の意志が敵に損なわれることはない」と強調した。

同氏はテレグラムを通し、ロシア軍による猛烈な爆撃が続いているため、できるだけ避難所や地下鉄駅から出ないようにと呼び掛けた。

ウクライナ非常事態庁も17日午後、ハルキウ中心部への砲撃で18カ所に被害があり、5階建てアパートの4、5階部分が炎上していると発表した。

シネグボフ氏は一方で、ウクライナ軍部隊がハルキウ市の東方でロシア軍を撃退し、同市の南東約40キロに位置する数カ所の村が解放されたと主張した。

事実だとすれば、ロシア軍がドンバス地方への攻撃に向け、兵力を集結させている東部への補給ルートを妨げる可能性もある。

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