ウクライナ南部でロシア軍の攻撃激化、艦船沈没への報復か

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ロシア軍の攻撃により破壊された建物=15日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊/Fadel Senna/AFP/Getty Images

ロシア軍の攻撃により破壊された建物=15日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊/Fadel Senna/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍の南部作戦司令部は16日朝、南部ミコライウやヘルソンでロシア軍の攻撃が極めて激しくなっているとする声明を出した。

声明は、ロシア軍が南部戦線で戦果を挙げようと必死になり、両都市の市民らを攻撃していると主張。一部の地区で狙撃兵の活動もみられると指摘した。

司令部はまた、ロシア軍は黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」が14日に沈没したことに憤慨し、ミサイルの脅威を強めているとの見方を示した。

ウクライナ軍南部作戦管区の報道官も、14日夜以降のミサイル攻撃は巡洋艦沈没に対する報復だと述べた。さらに、ロシア軍は国際法違反のクラスター爆弾を使用していると非難した。

ロシア軍が住宅地などでクラスター爆弾を使っているとの情報は、国連のウクライナ人権監視団と国際NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチも確認している。

一方、米当局者らは、ロシア軍が今後、ウクライナ東部に兵士や兵器を移動させ、現地のウクライナ軍部隊を包囲する作戦だとの見通しを示している。

東部ルハンスク州のハイダイ知事は、ロシア軍の砲撃が激化し、極めて危険な状況になっていると警告。市内に残る住民らに避難を強く呼び掛けた。

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