ジョンソン英首相がウクライナを電撃訪問、追加支援発表

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握手をする英国のジョンソン首相(左)とウクライナのゼレンスキー大統領/Ukrainian Presidential Press Office/AP

握手をする英国のジョンソン首相(左)とウクライナのゼレンスキー大統領/Ukrainian Presidential Press Office/AP

(CNN) ジョンソン英首相は9日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。英首相官邸はこの後、ウクライナへの追加支援を発表した。

在英ウクライナ大使館はツイッターに、ジョンソン氏とゼレンスキー氏が向き合って座る写真を投稿し、「サプライズ」の文字とウィンクした顔のマークを添えた。

ウクライナ国家安全保障・国防会議もツイッターの公式アカウント上で、両首脳がキーウで会談する写真を公開した。

ジョンソン氏は「ウクライナ国民への揺るぎない支援」を示す訪問だとツイートし、新たな軍事・経済支援を表明した。

首相官邸によると、英国は8日に表明した1億ポンド(約162億円)相当の軍事装備に加え、装甲車120台と対艦ミサイルシステムを提供する。

ジョンソン氏は声明で、ウクライナはロシア軍をキーウの入り口から撃退し、21世紀最大の軍事的功績を挙げたと主張。ゼレンスキー氏の「決然たるリーダーシップ」、ウクライナ国民の「英雄的行為と勇気」をたたえた。

これに先立ち、オーストリアのネハンマー首相もキーウを訪れ、ゼレンスキー氏と会談した。

オーストリアは北大西洋条約機構(NATO)に加盟していない中立国だが、ネハンマー氏は「不当行為や戦争犯罪が起きている所には手を差し伸べなければ」との姿勢を示した。

首相府は、同氏がさらにウクライナのシュミハリ首相、キーウのクリチコ市長と会談し、民間人虐殺疑惑が指摘されるキーウ近郊ブチャを訪問した後、同日中に帰国すると述べた。

8日には欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とボレル外交安全保障上級代表、スロバキアのへゲル首相もキーウとブチャを訪問していた。

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